2019/09/14
小学生の○○な教科第1位!お子様のエピソードを紹介
▼好きな教科ランキング、第1位は...?
皆さんは、小学生のときに好きな教科はありましたか。筆者は田舎出身で生き物が好きだったので、理科が好きでした。フィールドワークで昆虫採集を行ったわくわく感は今でも忘れられない思い出です。
さて、皆さんは今の小学生が好きな教科をご存知ですか。ある記事によると、小学生の好きな教科第1位は、「算数」なんです!ちょっとびっくりですよね。嫌いな教科はというと、実は小学生が嫌いな教科第1位も、「算数」なんです。
今回の記事は、そんな教科「算数」に注目して、お子様の実体験を紹介します。
▼ペンを使わない計算法で文章題が解けたAさん
ある日の個別WEB指導で、Aさんにこんな問題を出しました。
①長さ200mの道路の片側に木を5mおきに植えるとき、木は全部で何本必要ですか。
②まわりの長さが150mの池があります。その間に、5mおきに木を植えるとき、木は全部で何本必要ですか。
Aさんは、
①200÷5=40
②150÷5=30
と、単純なわり算で計算しました。実はこのうち、片方は間違い。文章問題が苦手なお子様は、このように問題に出てきた数字だけを使って式を立ててしまっています。
そこで、担任は①と②の違いを理解させるために、「指」を木に例えて考えるように指示しました。
①のように、指が一直線に並ぶ道路は、木の間隔の数よりも木の数が1本多くなります。
②のように指が円状に並ぶときには、①より間隔が1つ多いため、木の間隔の数は木の数と同じになります。
このように、身近な例に置き換えることで、文章問題をただの算数の問題としてとらえることなく、式をたてて考えることができます。
▼○○を変えるだけでコツをつかんだBさん
スタディールームで、小学校5年生からのBさんから質問がありました。
質問内容は、割合の文章問題。定価20,000円のデジタルカメラを、15%引きで購入したときの代金を求める問題でした。Bさんは、20000×0.15と式を立て、「15%引き」の考え方がイマイチつかめていない様子でした。そこで、イメージをつかむために、図1を使って説明を行いました。
しかし、やはりわかっていない様子。学校でもほぼ同じような説明を受けたが、わからなかったそうです。
そこで、図2に変えて説明すると、同じ説明でも、スラスラと式をたてて計算をすることができました。図1との違いは、図の形。円状よりも、柱状の方が「引かれて残った部分」がイメージしやすく、Bさんも式を立てることができました。
同じような説明でも、少しの工夫で式をたて、問題を解くこともできます。
▼まとめ
今回は、算数で悩んだお子様の実体験を紹介しました。このように、個別WEB指導では、お子様のつまずいている部分に合わせて、ヒントを与えながら進めることができます。
そして実は、「算数」は数学よりも、日常生活に根強い問題が多く存在します。そのため、身近なものに置き換えると、少しのヒントで問題を解くことができるものもあります。担任の先生と一緒に、楽しくおもしろく算数を学んでいきましょう。