2019/10/25

中2のお子様をお持ちの保護者様へ、今伝えたいこと

▼中学2年生を取り巻く環境(「今まで」と「これから」)

 20年近くお子様や保護者様の声に耳を傾けてきた私からのメッセージです。

 

 2学期が始まりしばらく経ちましたが、お子様は元気に学校生活を送れていますか。なぜ、このようなことを尋ねるかというと、この時期から「学校生活に疲れてきた」「やる気が出てこない」という声を毎年耳にするからです。


 「中2は中だるみの学年」という言葉を聞いたことはないでしょうか。これは、時期的なもの、環境的なもの、思春期的なものに起因しているようです。これらの、お子様を取り巻く環境を知ることで、お子様への接し方のヒントにしていただければ幸いです。

 

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▽時期的なもの:「慣れ」が原因のことも

 中学1年生のときは、テストなど全ての行事が初めてのことで、よく分からないからこそ、いい意味で緊張感をもって取り組めるお子様が多いような気がします。

 しかし、2年生になると行事も2巡目になるため、「こんなものだろう」「これくらいでいいや」といった声が増えてきます。一言で表すならば「慣れ」です。慣れは、プラスに作用する場合もありますし、マイナスに作用することもあります。

 このマイナス面が出てくるのが、「中だるみ」の原因となっているパターンです。

 

▽環境的なもの:「2年生は中心学年!」と言われることも

 2年生になると後輩ができるため、何かを「してあげること」が増えてきます。部活でも、新入生の面倒をみるのは2年生です。また、多くの部活では、夏休み前後に世代交代で3年生が部活を卒業し、部活では2年生が最高学年になっています。そうなれば、体力的な部分でも大変になっていきます。

 これは、環境の変化が「中だるみ」の原因となっているパターンです。

 

▽思春期的なもの:思春期・反抗期が一因のことも

 皆様は、中学生のころ反抗期があった自覚はありますでしょうか。これは私事ですが、私個人的には「反抗期はなかった(あっても軽度くらい)」に認識していました。ただ、あるとき母親と話している中で、たまたま中学時代の話になり、「実は、アンタね...」と初めて反抗期について話しました。母親曰く、反抗期は「あったらしい」のです。本人の自覚と親の感覚には、ズレがあることを知った出来事でした。親の目線からすると正直イライラすることも多いと思われます。

 これは、思春期・反抗期が「中だるみ」の原因となっているパターンです。

 

 「中だるみ」の原因を見てきましたが、正直な話、この3つのどれかだけが原因というよりも、これらの原因が「重なっている」ことの方が多いかもしれません。では、お子様にどのように接していけばよいのでしょうか。

 

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▼覚悟を決めてください

 最初に結論をお伝えいたしますが、中だるみを解消するための「万能薬」はありません。元も子もない話かもしれませんが、これが現時点での結論です。お子様の状況に合わせて、いろいろと試行錯誤していくしかないのです。ただ、最小限に抑えるヒントはあります。

 例えば、保護者の方から、次のような相談をよく受けていました。

 『テスト前なのに一向に勉強しない子どもの様子を見て、「勉強しなさい」と言ったところ、明らかに不機嫌になり全く勉強しなくなった。次は子どもの自主性に任せ、見守っているけど全く勉強する気配がない。どうすればいいのか。』

 正直難しいですよね。ここに正論をぶつけても効果が薄いのが現実です。

 「入試に向けてがんばりなさい」

 →いや、入試なんてまだ先のことだし...

 「〇〇くんはこうやっているよ」

 →自分のやり方を否定されていると感じる...

 「自分のためだよ」

 →わかってるし!自分のことなんだから自分で決めるし!

 このようなリアクションが想像できますよね。こういったときに心掛けて欲しいのが、冷静になることです。もちろん、それだけでは何も変わらないので、ヒントを紹介します。

 

 まず第一は、「子どものことを認めながらも、気付きを与えてあげる」ということです。

 

▽本人に気付かせる

 例えば、テストまであと10日だとします。すると、「テストまであと10日だよ。大丈夫?」と言いたくなりますよね。ただ、それをそのまま言ってしまうと「わかってるし!」と返ってくる可能性が高いです。

 ですので、それをぐっと我慢して、お子様自身に気付かせるようにしましょう。具体的には、「テストっていつからだっけ?」と言ってみてください。こうやって聞くことで、直接的には「勉強しなさい」とは言っていませんが、お子様の中で「期日(締切)」がイメージされるはずです。もちろん、その場ですぐに勉強モードにはならないとは思いますが、こういった一歩一歩の積み重ねが大事だったりします。

 

▽過去の本人と比較する

 どうしても「周りの友だち」と比較してしまいがちです。こちらとしては、周りの子も頑張っているようにお子様に奮起してもらいたい、という意図があるのですが、お子様からすると「自分を否定された」と感じがちです。

 ですので、お子様自身との比較で話してあげましょう。ただ、そこでもあくまで提示することが大事です。「前回はテスト3日前から勉強して○点だったよね。」と教えてあげることで、お子様の頭の中で「今回は4日前から勉強して少しでも良くなればいいな」とぼんやり目標がイメージされていくのです。

 

▽第三者から話してもらう

 これは、いつでもできることではありませんが、例えば、親戚の方などに体験談を語ってもらう。親子ではぶつかることも、第三者の大人から言われると、素直になれたりするものです。実際に、私が教えているお子様の様子を保護者様に伝えたところ「あの子、そんなこと言っていました?!」と驚かれることは多いです。

 

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▼まとめ

 さまざまな環境の変化で「中だるみ」が起きやすい中学2年生。単に「勉強しなさい」「なんで○○なの」とばかり言っていては、お子様のやる気を下げてしまうことにつながりかねません。お子様が置かれている環境を知っていただくことで、勉強の声掛けなども変わっていくと思います。

 今回の内容を参考にしていただいて、お子様が「中だるみのトンネル」を抜け出すためのヒントになれば幸いです。

 

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