2019/11/28
どの問題集を?何回も解く?~問題集の選び方・使い方~
▼問題集を使っての勉強
「ウチもそろそろ勉強させるために、問題集でも買い与えようかしら・・・。」
そんなことを考えていらっしゃる保護者様も多いのではないでしょうか。2学期になり、勉強内容が難しくなってから迎えたテスト。その結果を見てみると、驚きの点数が!「前のテストから20点も下がってる」「文章題、1問も丸がない」など、お子様の勉強に不安を抱かれている時期かと思います。その対策として問題集を、とお考えなのも当然です。ただ、同時に「どの問題集を買ったらいいのか」「どうやって使わせたらいいのか」などの疑問も湧いている方が多いかと思います。そんな皆様方へ今日は、『問題集を使った勉強』についてお話をさせていただきます。
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▼問題集の選び方
本屋さんで問題集のコーナーをご覧になったことはありますか。大きな本屋さんに行けば、小学生向けのコーナーだけでも何百冊。中学生、高校生と学年が上がっていくほど、さらに増えていきます。「この中からどれを選べと言うの?」という疑問が当然でてきますよね。お子様に選ばせようと思ってもなかなか決まらない。それはそうです。お子様も問題集を選ぶ基準なんて教わっていませんから。では、どうやって選んだらいいのか。それに対する私の答えは「フィーリング」と「量」です。本屋さんに並ぶ何百冊もの問題集。その中でも基本を押さえていくための物に、それほど問題集ごとの大きな内容の差異はありません。レイアウトや言い回し、キャラクターの有無等、多少の差異はもちろんあります。ただ、問題のパターンや解説の内容等、問題集として特に大事な部分には差異がない物がほとんどです。なので、「フィーリング」です。お子様を連れてぜひ本屋さんに行ってください。そして、問題集をいくつかパラパラと中身を見せて、お子様が「見やすい」などの好印象を持たれた物を選ぶ。こんな方法で構いません。ただ、問題数が足りなかったり、逆にやってない部分がたくさんあってもいけませんので、お子様の習い事や部活などのスケジュールから「これぐらいならできそうかな」という量の問題集を見つけてください。
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▼問題集の使い方
先ほどの『選び方』の話に、「それだけ?」と少し驚かれた方もいらっしゃるかと思います。私が上のような『選び方』の話をする理由は、「問題集ごとにそれほど大きな差異がないこと」以外にもあります。それは、標準的な問題集であれば、その使い方で大きな効果を上げることができるからです。「何を使うか」よりも「どう使うか」がたいへん重要だからです。みなさんは学生時代、どのように問題集を使っていましたか。「1通り解いて終わり」とか「テスト前にちょっと見直す」とか、それぐらいで終わっていた方が多いのではないでしょうか。私がオススメする『問題集の使い方』は、「3度解く」です。繰り返しになりますが、同じ問題集を3度解きます。
▼同じ問題集を3度解く
「えっ、3度も?!」と驚かれる方もいらっしゃるでしょう。そして、自然と「なぜ?」という疑問が湧いてくることでしょう。その疑問へのお答えと詳しい使い方をお話していきます。
Step1. 問題集を買う
当たり前ですが、本屋さんでの問題集を立ち読みして・・・というのはやめましょう。
先ほどお伝えした「フィーリング」と「量」をもとに問題集をご購入ください。
Step2. 問題を解く(1度目)
問題を普通に解いていきます。ただ、繰り返し解けるように、直接書き込むのではなく、別の紙に解いていきます。
Step3. 答え合わせ
何問正解したかが気になるところですが、大事なのは間違えた問題です。それが点数を上げるために勉強しなければいけない部分なのですから。では、間違えた問題をどうするか。まず問題・解答・解説を見ながら解き方の理解や暗記をしましょう。問題を見るというのは、非常に大切です。「問題で~と書かれている時には、こう考えるとか「問題で~と書いてあったら、これを答える」といった、問題と解答の結びつきが、覚えたこと・理解したことを確実に点数につなげる重要なポイントになります。もう1つ大事なことは、「間違えた問題に印をつける」ということです。
Step4. 問題を解く(2度目)+答え合わせ
2度目で解くのは、Step3で印をつけた問題のみです。答え合わせの際に理解・暗記ができていたかの確認を行います。そして、間違えた場合はもう1度印をつけます。
Step5. 問題を解く(3度目)+答え合わせ
2つ印のついている問題を解き、答え合わせをします。基本的に全問正解になっているかと思います。もし、まだ正解しない問題があった場合には、次から答え合わせ時の理解・暗記にかける時間等を見直しましょう。
以上が私のオススメする『問題集の使い方』です。お子様にStep4までさせてみると、よくわかるのですが、1度解いて理解・暗記をしたはずの問題を本当によく間違えます。そのため、1度解いただけだと、テストや入試で「覚えたはずなのに・・・」「このあとどう解くんだったっけ?」といった、たいへんもったいない結果になってしまいます。それをなくすための「3度解く」です。
▼最後に・・・
年末が近づき、お子様の進級・進学が気になるこの時期、保護者の皆様は歯がゆい思いをされているかと思います。「何でちゃんと勉強しないの?」「何で勉強したのに点数が取れてないの?」と。だからといって、自分が代わりに勉強してあげることもできない。教えてあげることもできない。そんな、「もっとお子様の手助けをしてあげたい」と思われている皆様に、私の話が少しでも役立てば幸いです。今後も、お子様の明るい未来のため、保護者様の身近な応援団として、このような発信を続けてまいります。
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