2020/01/23
「急がば回れ」リスニングは耳を鍛える前に、発音を鍛えよう!
みなさんは、英語の4技能「読む」「聞く」「書く」「話す」の中で、苦手なものはどれでしょう。英検(R)に英作文が導入が加わってから、よく聞くのは、「単語が読めない、書けない」「英語で何て言えばいいかわからない」といった声です。単語で悩んでいる人は、ぜひ『ひとつの工夫で単語力アップ!?「損をしない覚え方」』『イメージをつなげる・広げる!「得する単語の覚え方」』のブログを読んでみてください。
今回は、「リスニングが苦手・嫌い」という悩みを持つお子様やその保護者様に向けて、リスニング力を伸ばす方法をご紹介していきます。
▼1. 発音の練習
「発音の練習ってリスニングに関係あるの?」と思う人もいるかもしれません。しかし、『発音できる単語は、リスニングでも聞きとることができる』と聞いたことはありませんか。
ではなぜ、自分で発音できるようになることが、リスニングに必要なのでしょうか。
それは、日本語が持つ音と英語が持つ音の種類の差にあります。日本語と英語の音の種類数には、なんと7倍~20倍もの差があります(諸説いろいろあります)。英語には、日本語では使わない音だらけということですね。そして、自分で発音しない音や覚えられていない音は、聞き取ることができないのです。
では、どうやって発音の練習をするといいのかを紹介していきます。
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▽ステップ1. Listen
もちろん、リスニング力を伸ばすからには、「聞く」が最初です。使うツールは自分が受ける検定や試験のリスニング音源を聞くのが対策としてはベストかもしれないですね。音源を聞くときは、スクリプトを見ずに聞きましょう。検定や試験以外のツールでは、海外のニュースや映画などでも楽しんで練習できそうです。
▽ステップ2. Read
次に、「読む」です。音源を、スクリプトやサブタイトルを注意深く読みながら聞いていきます。なので、練習するツールは、音源とスクリプト・サブタイトルがそろったものがいいですね。
▽ステップ3. Speak
最後は、「話す」。聞く・読むだけでは完結せずに、最後は声に出して練習してみましょう。よく知られている手法にはShadowingがありますね。これは、聞こえた音や言葉をまねして、影のように追いながら発音する方法です。初めて聞く文章では、追いきれずに迷子になることが多々あります。でも、それで大丈夫。何度も練習すると、少しずつ差を縮めることができるようになります。そして、仕上げにOverlapping。同じスピード・タイミングで読み上げる。ぴったりと重ねて話すことができるのが理想です。ここまでできると、単語の連結や弱く発音される音、脱落する音を習得できている状態になります。ちなみに、練習の際は、録音して自分の発音を確認しながらするとより効果的です。
私も高校の英語の授業で、テキストの英文をshadowingしたり、Overlappingしたりを何度もさせられた記憶があります。個人的にはすごく苦手で憂鬱でした。ですが、発音が音源と同じくらいにできるようになって、「楽しいな」と思えました。
以上3ステップが、発音練習によってリスニング力を伸ばす方法です。「時間がないとできない」という人もいるかもしれませんね。ですが、「急がば回れ」のことわざにもあるように、1日少しずつ時間をとれば、上達するに違いありません。是非、お試しを。
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▼2. いろんな人の英語に触れる
2つ目に紹介するのは、個人的な手法です。私は学生時代に、英語圏以外の人の英語を聞く機会が多くありました。その国その国の発音の特徴があって、興味深かったですよ。検定や試験のあえて聞き取りやすいように話してくれている音源では味わえない感覚があります。その独特の英語を理解するのは簡単ではありませんでしたが、検定や試験の英語はより聞きやすいと錯覚したり、しなかったり...。そういった意味では、上記でも挙げた海外のニュースは、いい教材になると思います。あとは、好きな海外のアーティストやスポーツ選手、役者などのインタビューを聞くのも楽しくリスニング力を伸ばすことができそうです。
リスニング力を伸ばす方法も、人それぞれですが、近道はありません。でも「リスニングの対策をしなくちゃ」と力むよりも、「あ、自分の発音ネイティブっぽくなったかも」とか「好きな俳優さんの英語が聞き取れた」とか、楽しんで英語の力を伸ばしてはいかがでしょうか。是非、自分で楽しみながら学べるツールを探してみてください。
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※英検(R)は,公益財団法人日本英語検定協会の登録商標です。