2020/02/05
小学生までに身に付けたい!誰でもできる「英語脳」の育て方
▼2020年、英語教育も大きく変わります。
具体的にどのように変わるか、詳しく知りたい方は以下のブログをお読みください。
◇小学生の英語教育はどう変わるの?「楽しい」を積み重ねよう!
お子さんに対して、「授業についていけるかしら」「これで、英語ができるようになって世界に羽ばたける」などさまざまな不安や期待を抱いている方がいらっしゃるかもしれません。しかし、安易に喜ぶのは、少し早すぎるかもしれません。というのも、学校教育のみで英語ができるようになるわけではないからです。「え、じゃあ、どうすればいいの?」と思いますよね。
以前、いつがベスト!?「英語」を始めるタイミングのブログで、幼児期(1歳~5歳ごろ)・小学校低学年・小学校高学年・中学生以上、それぞれの時期ごろに「その時期に始めるメリット」を紹介しました。
今回は、それぞれの時期別ではなく、ぜひ小学生までに身に付けてほしい「英語脳」についてご紹介していきます。
▼「英語脳」って何?
簡単に言うと、「英語を英語で考えられる」ということ。「日本語に置き換える」というステップをとばして、ネイティブスピーカーと同じ思考で英語を使うことができるのが「英語脳」です。この「英語脳」を手に入れることで、もっと自然に、流暢に、ためらいなく英語を話せるようになったりします。
ここからは、「英語脳」を養う方法をご紹介します。
▼幼少期の英語脳の育み方
①第2言語習得の脳力は7歳まで!?
言語を習得するのに、大人よりこどものほうが有利であることは、よく知られていますね。しかし実は、言語習得能力は8歳から徐々に低下していき、17歳になるとかなり低くなります。ですので、第2言語の習得は早ければ早いほどよく、英語脳を身につけるためには、幼少期の頃からの習慣が重要なのです。
「じゃあ、洋楽を聞かせたり英語のアニメを見せたりすれば、バイリンガルになれちゃうのかしら?」と思った人はいませんか。はい、それもちょっと安易かもしれません。
②重要なのは、人との学び
ここで、「言語と聴覚科学」の研究を紹介します。その研究では、特に、1歳になるまでの赤ちゃんの脳は、天才的であることが紹介されました。なんと、彼らはどんな言語も吸収することが可能だといいます。しかし、それには条件があります。赤ちゃんが言語を言語として認識するためには、人との関わりが必要だということ。実際に、人が言語を赤ちゃんに触れさせると、言語を聞き分ける能力がみられました。一方で、人ではない別のものや音声のみだと、赤ちゃんは言語として習得をしなかったのです。つまり、ただ音楽を聞かせたり、映像を見せたりするだけでは、言語を習得させることはできないということですね。
「え、幼児期からやっていないと遅いってこと...?」「いやいや、英語で赤ちゃんに話しかけるほどの英語力はない...」と不安になりませんか。いやいや、大丈夫です。"It's never too late to learn."ということわざがあるように、いつからでも、練習すれば英語脳を作ることができます。
▼誰でもできる英語脳の育て方
今からでもできる、小学生からでも間に合う「英語脳」の作り方をご紹介します。
ステップ1:身近なものを英単語で認識する
まずは、身近なものを英単語で認識する訓練をしましょう。
最初は、簡単な単語でOK。最初は難しいかもしれません。でもそれでも大丈夫。毎日毎日同じように練習を繰り返しましょう。同じ場所だけでなく、違う空間で練習するとbetter。練習を重ねれば徐々に簡単に感じてくるはずです。
ステップ2:簡単な文を作ってみる
英単語で認識することに慣れたら、文を作ってみましょう。
長い文を作る必要はありません。例えば、
My father is tall.
I like this t-shirt.
It's cold today.
など。3~4wordsくらいから挑戦しましょう。これがまだ難しいなという人は、ボキャブラリーを増やしていきましょう。
ステップ3:英語でその日の計画を立ててみる
英文が作れるようになったら、英語で1日の計画を考えるのを毎朝の習慣にしましょう。もちろん簡単なセンテンスでOK。
ステップ4:独り言も英語で言ってみよう
「頭、大丈夫?」って思われてしまうかもですが、結構いいトレーニングです。ひとり2役で会話をすると、よりbetter。例えば、
How are you? I'm tired.
Why do you feel tired? Because ....
みたいな感じで。誰かに質問する練習、誰かの質問に答える練習ができます。
▼「英語脳」を手に入れちゃおう!
「英語脳を身につけるのって難しそう...」と思う人も多いかと思いますが、何事も練習が大事。英語で認識する習慣を、身につけましょう。また、小学生のお子さんをお持ちのお家の方は、お子さんと一緒に英語脳トレーニングをしてみてはいかがでしょうか。