2020/03/12

算数の勉強法<後編>頭だけでなく、手・口・耳でも学ぶ!

▼どのように勉強すると学習効果が高くなるのか

 小学生の嫌い教科ランキングNo.1の「算数」。このブログ「算数の勉強法」では、その「算数」の勉強法を、<前編><中編><後編>に分けてお話していきます。今回の後編をお読みになる前に、ぜひ『算数の勉強法<前編>「算数嫌い」が理科・社会にも影響する!』『算数の勉強法<中編>その声掛け、逆効果かもしれません!』をお読みください。


 今回は、どのように勉強すると学習効果が高くなるのか、文章問題の勉強方法についてお話していきます。

 

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▼文章問題はどのように勉強すればいいの?

 計算は問題なくできるのに、文章問題になった途端、手が止まってしまうお子様は非常に多いです。今回は、文章問題で手が止まってしまう原因の中から、2つのパターンを紹介していきます。

 

 ▽①国語力がなく、文章からどんな状況なのかを把握できていない。


 私も子どもの頃は完全にこのパターンでした。


 例えば、「100円のりんごと90円のみかんを買います。代金はいくらですか。」というたし算の問題。これは、苦手なお子様でも、100+90=190とすんなり解ける場合が多いです。

 しかし、この問題が、「Aちゃん、Bちゃん、Cちゃんの3人で、公園から歩いて10分の八百屋さんにおつかいに行きました。りんごの代金は1個100円です。ぶどうの代金は1個150円です。みかんの代金は1個90円です。3人は頼まれたりんご1個とみかん1個を買いました。代金はいくらですか。」という問題になったとき、手が止まってしまうのです。

 

 2つの違いは何でしょう。圧倒的に、後者の方が情報量が増えていますね。前者は、文章中に数字が出てくるのは2回だけなので、苦手でもなんとなく「2つの数字を使って解くんだな」と予測できます。

 しかし、後者は、文章中に数字が8回出てきます。そのため、国語力がないお子さんは、「何を聞かれているのか」「聞かれていることに応えるためにはどの数字が必要なのか」がわからず、情報の取捨選択出来ず手が止まってしまうのです。

 

 

 ▽②考える=頭の中で考えることだと思ってしまっている


 これは、①の延長線上にあるとも言えます。

 例えば、「考える」という動作を、ジェスチャーで伝えてみましょう。皆さんは、どんなポーズをとりますか。「腕を組んで首をかしげる」ポーズが多いのではないでしょうか。

 「考える=頭でじっくり考える」ということがすぐに思いつくかもしれませんが、文章題では、頭だけで考えてしまうと、手が止まってしまうことがあります。

 

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 では、①や②のお子様が、実際にどうすればいいのか、3ステップで紹介します。

 

 ▽ステップ1

 文章を声に出して読み、何を求めるのか (聞かれているのか)を見つける。


 問題を声に出すことで、聴覚からも情報を得ることができます。どうしても見つけられないお子様には、「たいてい後ろの方に求めるものは書かれているから、後ろの方に注目してごらん。」など、ヒントを与えてもいいかもしれません。

 

 ▽ステップ2

 問題を理解した上で、もう一度問題を読み、必要な情報とそうでない情報を取捨選択させる。

 先ほどの問題では、りんごとみかんの代金さえわかればいいので、他の情報は全て必要ありません。

 

 ▽ステップ3

 必要な情報だけを紙に書き出させる(イラストや図にしてもOK)。


 文章題が苦手なお子様は、頭だけでなく、手や口、耳など、たくさん使って問題に挑戦させましょう。最初は時間がかかる作業かもしれませんが、悩んだときに手を止めるのではなく、どう行動すればよいのか理解させ、その行動を習慣づけさせることが大切です。

 

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▼最後に伝えたいこと

 

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 ここまで時間をかけて読んでくださった皆さんに、最後にもう一つだけお伝えしたいことがあります。これは、算数だけに限った話ではありませんが、小学生の勉強方法において最も重要なのは、「完全自習で学習する」ことや「お子様にひとりで学習する」ことは避けるということです。

 


 私の指導経験上ですが、小学生のお子様が、わからない問題や間違えてしまった問題に対し、自分ひとりでワークの解説を見て、どこでつまづいたのか、どこで間違ったのかを把握し、軌道修正していくことは非常に難しいことです。ワークによっては、そもそも解説がほとんどないものもあり、そういったお子さんは「できた」「できなかった。」だけに目がいってしまいがちです。その結果、「どうすればいいのか」や「できるようになった」まで進めなくなってしまう場合が多いのです。

 ですので、小学生が勉強する際には、大人や教えてくれる人の存在が必要不可欠だと思っています。ただ、ご家庭の都合や手伝おうとするとお子様が不機嫌になってしまうなど、直接教えることが難しい方もいらっしゃると思います。

 

 そんな方へ、ぜひFitオンラインゼミでお子様の勉強を手伝わせてもらえませんか。年長さん〜高校生まで、「教える」ことは私たちにおまかせいただき、皆さんにはお子様ができるようになったことを「ほめる」役に徹していただけると幸いです。

 

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